中高年者の読書速度の低下と眼球運動の関係

読書時の眼球運動はサッケード(視線の移動)と停留の繰り返しであり、これらを効率よく機能させている。

年齢が増加するに伴い停留回数が増加とサッケードの減少が確認された。

日常において健常な中高齢者でも老眼等の影響により読書速度の低下がみられ、文脈になってないペーパーテストではより顕著に読書速度が遅くなることが報告されている。

眼球運動に関しては20代と50代で停留時間に差異はないが、
文字を戻る回数と停留回数の増加、サッケード(視線の移動)幅の減少が確認され、
これが中高齢者の読書速度の低下の要因と示された。

また、サッケード(視線の移動)幅の減少は、視機能の低下により文字がボケることが原因で近距離の視力の低下が原因となり読書速度の低下があらわれる。

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